金属とウッドの異素材融合
ぎりぎりまで薄く、極限まで軽く、木や金属、皮革という異なる素材を組みあわせて、保護をし衝撃を吸収するという機能も持たせたiPhoneケースは作れないものだろうか…
これがngd.のもの創りの出発点でした。本体の金属はアルミですが、切断と研磨には、ngd.の母体である長瀬工業の長年培った経験と技術が活かされています。
このiPhoneケースを出発点として、今後色々な製品を生み出してまいります。
どうぞご期待ください。
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素材へのこだわり
フロント、リアのパネルの素材は板厚1.6mmのアルミニウム(A5052)。表面の処理は8分鏡面仕上げに白アルマイト、細目ヘアーライン仕上げに白アルマイト、細目ヘアーライン仕上げに黒アルマイトの3種類です。周囲の小ネジは1mmのステンレス。表面処理は24金メッキと三価黒亜鉛メッキ、そして無地の3種類。周囲のウッドは無垢の木材、ウォールナットを切り出し、サンドペーパーにて丁寧に表面加工をしたものを、天然のワックスで仕上げています。電源ボタン、ボリュームボタンはアクリル樹脂、マナーモードボタンはPOM(樹脂)製でオリジナル制作。すべて、考え抜かれたこだわりのパーツです。
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ディティールに対する想い
アルミの薄板を思い描いたデザイン通りに仕上げるのは、実は至難の技です。工作機械自身の振動で微妙なズレが生じるため、仕上がりにばらつきが出てしまうのです。手になじむ微妙なカーブを決めるまでも試行錯誤ですが、全てのロットで同じものをつくるのもかなり難易度の高い作業となります。また、無垢の木材は場所によって堅い部分、柔らかい部分があるため反ったり捻れたりします。細かい小さな穴をあけることや、つなぎ目のツラを合わせることはかなり難しい作業となりますが、目視で検査をして合格したものだけを丁寧に加工しています。